あやしい大人に憧れて

いつか見たあやしい大人になりたくて試行錯誤しています

仕事と人生とブログについて

今の時代ってサラリーマン受難の時代だなあとしみじみ思う。

僕は新卒で就職して以来、転職を経ながらも10年弱会社に勤めてきた。

仕事やってる時は「やりがい」じみたものを感じたりもしたし、モーレツに働いたりもした。

ある意味会社社会に馴染んでた僕だけど、やっぱり仕事中の8割くらいは家に帰りたかったし、ふらっと旅に出る妄想をしてみたり、日曜日の夜に憂鬱になったりもしてみた。

今、先々のことも考えずに会社を辞めてフラフラし始めて思うが、やっぱりある程度自由時間は必要だ。

会社からドロップアウトする事は社会からドロップアウトするのと同義だと考える人が多いと思う。だって大多数の人は会社に勤めてるし、社会は割とそれを前提にしているし。

何より、今の社会で発言力を有する多くの先人たちはそうやって過ごしてきたという実績もある。

でも、最近の会社って色々前提が変わってると思いませんかね。

そりゃあ昔は高度経済成長なんて言葉もあって、社会やら経済やらというよくわからないものが拡大を続けていたと思う。

成長経済の中では、一般的に言って作れば売れる時代だし、会社も成長するからポストや利益やコストや色んなバッファがあった。

個人差はあったにせよ、会社人たちはそのバッファをシェアしてたんだと思う。

今でもバリバリ働けるタイプの人は当時も有能な社会の中心にあり、そうでない人、大して生産性のない人もたくさんのバッファを享受しながら窓際だったりに居場所があった。

でも今はどうだろう。

経済のピークに合わせて拡大しきった組織から余裕は消え、生き馬の目を抜くような激しい生存競争が起こっている。

残業削減、仕事効率化、生産性向上…

そんな言葉で会社の「余白」を締め出して、筋肉質な組織を作るのに躍起だ。

するとこれまでバッファの中ではありながら会社に居場所があった人たちの居場所は消えていく。

もちろんわかりやすいリストラもあるけど、むしろどんどん社員に求められるハードルが上がることで居づらくなるようなケースが多いし、新しい採用はどんどん絞られる。

非正規雇用の増加なんていうのも、そんな社会の要請から規制緩和が行われた結果の産物だと感じる。今までは組織の一員として窓際でも雇っていたけど、もうそんな余裕はないので雇用調整が容易な非正規雇用にする。

当たり前だけど、成長時代の遺産、余裕が多い大企業より、余裕の少ない中小企業からこう言った流れは顕著に始まるものだろう。

少し脱線だけど、今中高年の人は逃げ切り世代だ。正社員で入ってそんなに仕事ができなくても適当にポストをあてがわれて、まあそう簡単には切られないし、そんなに期待もされない。

前時代的なモデルに乗って定年してしまえばOKだろう。かなり乱暴な議論だし、当てはまらない人も多いと思うけど。

閑話休題

今の若者世代は辛い。いや、できる人にとっては何とかなるんだろうけど、そうでない人にはかなりキツい時代になってるんじゃないだろうか。

時代が変わりつつあるにもかかわらず、前時代的な価値観の世代が社会の中心に残っていて、ちゃんと会社に勤めろと言ってくる。

終身雇用的な安心感もない中、それでも新卒以降の懲役40年は強く要請される。それどころか服役期間はもっと伸びそうな勢いだ。

さらには少ない賃金にも関わらず、老後資金は1人3,000万円とか、年金は当てにならないから個人年金を、とか煽られる。

そうして無理が重なると、ふと電車を止めてしまったりする。

もうそろそろそんなヤバい社会はヤバいと声を大にして言ってもいいんじゃないだろうか。

いや、本当に言うとすごく叩かれたりするので、声を大にして言う相手は自分にしておこう。

そしてちゃんと選ぼう。ハードな社会で揉まれて上を目指すもよし。(昔より今の方が成長できるよ。絶対。圧倒的成長笑)

自分には無理だと思う人は、それなりの生き方を。

そしてその選択は恥じる必要はないと、僕は思う。

まあ今当たり前とされている会社員人生を諦めたとして、じゃあどうやって生きていけばいいのかって問題はある。

それは僕も試行錯誤中だ。

でもせっかく生まれてきて、人生には楽しいこともいっぱいあって、それら全てを捨てて死ぬよりは生きていた方がいいのは間違いない。

ブログではそんな試行錯誤や思いついたことなんかを気楽に書き綴っていけたらと思う。

自由人的人生に共感してくれる人とも繋がれたら嬉しい。

何人かいれば、1人じゃできないこともできるしね。

そんな訳で、何を書いていいかわからない時も多いんだけど、とりあえず日記的に気が向いた時更新でゆるくやっていけたらな、と思ってます。